栄養成分情報

身体の基礎となる栄養素やナッツやドライフルーツに含まれている栄養素の働きについてまとめています。

基本の栄養素について
エネルギー
体温の維持、運動、思考などといった全ての生命活動が、エネルギーを使って行われます。エネルギーは体内で主にたんぱく質、脂質、炭水化物(糖質)【三大栄養素】が分解されることで産出されます。
たんぱく質
体重の約20%を占め、血液や筋肉、内臓、皮膚などの体をつくる主要な成分であるとともに、酵素など、生命の維持に欠かせない多くの成分になります。
脂質
身体に効率のよいエネルギー源です。細胞膜やホルモンの材料になったり、油で溶けるビタミン(脂溶性ビタミン)の吸収を助ける役割があります。余った脂質は中性脂肪として主に脂肪細胞に貯蔵されます。
炭水化物(糖質)
炭水化物のうち糖質は、身体の主要なエネルギー源となります。特に脳では血液中の糖質(ブドウ糖)が大事なエネルギー源となるため、不足すると思考力低下のほか、疲労感の原因となります。
食物繊維
食物繊維は、炭水化物から糖質を除いた物です。(炭水化物=糖質+食物繊維)
腸内環境を整え、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑制する働きもあります。また、大腸の粘膜を保護したり腸内細菌を増やす働きをしています。
ミネラルについて
ナトリウム
カリウムとともに細胞膜の浸透圧を調節し、細胞内外の水分や物質の交換をコントロールする働きがあります。体内に入った塩(ナトリウム)は尿として排泄されますが、摂り過ぎるとむくみや高血圧など生活習慣病を引き起こす原因になります。
食塩相当量は、ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)で算出できます。
カリウム
カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、血圧の調節、心筋収縮の調整などの働きがあります。不足するとナトリウムが排泄しづらくなるため血圧が高くなったり、力が入らなかったりします。常に一定した良い体内の状態(恒常性)を維持するのに役立っています。
カルシウム
骨や歯の主な成分です。筋肉の収縮を助ける、血液の凝固作用を促す、精神を安定させるなどの働きもあります。カルシウムは体内で吸収されにくいので、カルシウムの吸収を促すビタミンDを一緒に摂ると良いです。
マグネシウム
カルシウムと同様に骨や歯の原料となります。マグネシウムは体内の酵素を活発にし、新陳代謝を高めます。不足すると筋肉のトラブルや心筋梗塞を引き起こす原因にもなり、集中力の低下や慢性疲労などにも陥りやすくなります。
赤血球中に有り、細胞へ酸素を運ぶという重要な働きをしています。不足すると酸素が全身に行き届かなくなり、鉄欠乏性貧血を起こします。めまいや立ちくらみ、動悸などのほか、集中力の低下、体温調節機能の低下など様々な機能に支障をきたします。
亜鉛
細胞分裂や新陳代謝を活性化する働きがあります。また、免疫機能などに関与して、多くの酵素の働きを助けます。不足すると、味覚障害や免疫力、集中力が低下したりします。
様々な体内酵素の正常な働きを調整したり、骨や赤血球の形成を助ける栄養素です。
ビタミンについて
ビタミンA
視覚機能の健康を保ち、肌の健康を維持したり、のどや鼻、消火器などの粘膜に働いて細菌から体を守ったりなど、たくさんの重要な役割を持っています。
ビタミンC
皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに抗酸化作用を持つ栄養素です。体のダメージから細胞を守るのを助ける働きがあります。
ビタミンE
抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける働きがあります。アーモンドなどのナッツ類や植物油に豊富に含まれています。
ビタミンB1
糖質をエネルギーに変える時に使われます。不足すると糖質がうまくエネルギーにならないため、イライラやだるさの原因になったり、足のむくみの原因になることもあります。
ビタミンB2
三大栄養素の代謝を促してエネルギーに変える働きがあります。細胞の再生と新生ををサポートするため、
「発育のビタミン」とも呼ばれています。
ビタミンB6
たんぱく質をエネルギーに変える働きがあります。不足すると肌のトラブルやイライラ、不眠症の原因になることがあります。
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